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印刷工程によりフレキシブル基板などに形成する電子回路。スクリーン印刷やインクジェット技術によって配線パターンを形成する。単なる配線パターンだけでなく、トランジスターや発光素子、表示素子、センサーなどの素子も印刷工法で作製する試みが盛んにおこなわれている。特に、有機トランジスターや有機LED(有機EL)、電子インクなどの研究が盛んである。
露光・エッチング技術ではなく、印刷技術によって電子回路や電子素子を作る技術。現在でもプリント基板などは、印刷技術によって作られているが、インクジェットにより部品を内装した多層基板の研究や、電子デバイスそのものを印刷形成する研究が進められている。プリンタブルエレクトロニクスでは、小さな設置面積で大量に電子部品を作ることが可能であるとされている。
孔版印刷の1つ。枠に合成繊維・ステンレス線などでできた紗(メッシュ)を張り、印刷部以外は乳剤で目をつぶし、露光している織目を通してインクを押し出して、印刷する方法。紙以外に布・プラスチック・ガラス・金属への印刷が可能。曲面への印刷もできる。シルクスクリーン印刷ともいう。
基板上に印刷等で形成した固体パターンを、加熱処理などを施すことで焼結させる操作のこと。固体の性質が高度化する。
印刷スキージは、特殊な場合を除いてウレタンゴム製の物が利用される。種類の選択は、主としてゴム硬度と形状によって行う。ゴム硬度(旧JIS A,JIS K6253)は60~90°程度の物がよく利用される。硬度が低い方が被印刷物表面の凹凸に追従しやすくし印刷製版へのダメージも少なくなる。主な種類として平スキージ、角スキージ、剣スキージがある。SMTよとして金属製のスキージを用いる場合がある。
スキージ印圧とは別に、スキージ押し込み量(ダウンストップと呼ばれることも)を制限する場合もある。これは、スキージの上下駆動を行っているエアシリンダの移動距離を機械的に制限し、一定以上の印圧がかからないようにする機構といえる。このような構造上、印刷装置の角部平行度と印刷基板の平面度が良い精度でなければ、印刷かすれが生じやすくなる。印刷面をゼロとした場合にそこからさらに押し込まれる量にて規定される。
印刷製版と印刷物とが成す間隔をクリアランス、ギャップ、版間隔、スナップオンなどと呼ぶ。オフコンタクト機構を使用している場合には、スキージ移動と共に実際のクリアランス量は変化する場合もある。この間隔が広すぎると印刷性に問題が出る場合があり、適切なクリアランスは重要である。印刷製版と印刷物とが成す間隔をクリアランス、ギャップ、版間隔、スナップオンなどと呼ばれる。オフコンタクト機構を使用している場合には、スキージ移動と共に実際のクリアランス量は変化する場合もある。この間隔が広すぎると印刷性に問題が出る場合があり、適切なクリアランスは重要である。
スキージの移動と共に、製版の片側を持ち上げていくオフコンタクト機構(版離れ機構、離着機構)が備わっている場合もある。この時の持ち上げ量をオフコンタクト量などと呼ぶ。
印圧の設定方式には、ダウンストップ方式とエアー方式があり、どちらか片方の方式で制御している。
ペーストの粘度と版離れの状況により合わせる。高粘度ペーストでは40~100mm/secの低速で行い、低粘度ペーストでは200~500mm/secの高速での印刷を行う。
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