- ■ プリンタブル電子回路
-
印刷工程によりフレキシブル基板などに形成する電子回路。スクリーン印刷やインクジェット技術によって配線パターンを形成する。単なる配線パターンだけではなく、トランジスターや発光素子、表示素子、センサーなどの素子も印刷工法で作製する試みが盛んにおこなわれている。特に、有機トランジスターや有機LED(有機EL)、電子インクなどの研究が盛んである。
- ■ プリンタブルエレクトロニクス
-
露光・エッチング技術ではなく、印刷技術によって電子回路や電子素子を作る技術。現在でもプリント基板などは、印刷技術によって作られているが、インクジェットにより部品を内装した多層基板の研究や、電子デバイスそのものを印刷形成する研究が進められている。プリンタブルエレクトロニクスでは、小さな設置面積で大量に電子部品を作ることが可能であるとされている。
- ■ スクリーン印刷
-
孔版印刷の1つ。枠に合成繊維・ステンレス線などでできた紗(メッシュ)を張り、印刷部以外は乳剤で目をつぶし、露光している織目を通してインクを押し出して、印刷する方法。紙以外に布・プラスチック・ガラス・金属への印刷が可能。曲面への印刷もできる。シルクスクリーン印刷ともいう。
- ■ 焼成
-
基板上に印刷等で形成した固体パターンを、加熱処理などを施すことで焼結させる操作のこと。
- ■ スキージ
-
印刷スキージは、特殊な場合を除いてウレタンゴム製の物が利用される。種類の選択は、主としてゴム硬度と形状によって行う。ゴム硬度(旧JIS A, JIS K6253)は60~90°程度の物がよく利用される。硬度が低い方が被印刷物表面の凹凸に追従しやすくし印刷製版へのダメージも少なくなる。主な種類として平スキージ、角スキージ、剣スキージがある。SMT用として金属製のスキージを用いる場合がある。
- ■ 印刷押し込み量
-
スキージ印圧とは別に、スキージ押し込み量を制限する場合もある。これは、スキージの上下駆動を行っているエアシリンダの移動距離を機械的に制限し、一定以上の印圧がかからないようにする機構といえる。このような構造上、スキージの角部平行度と印刷基板の平面度が良い精度でなければ、印刷かすれが生じやすくなる。印刷面をゼロとした場合にそこからさらに押し込まれる量にて規定される。
- ■ クリアランス
-
印刷製版と印刷物とが成す間隔をクリアランス、ギャップ、版間隔、スナップオンなどと呼ぶ。オフコンタクト機構を使用している場合には、スキージ移動と共に実際のクリアランス量は変化する場合もある。この間隔が広すぎると印刷性に問題が出る場合があり、適切なクリアランスは重要である。
- ■ オフコンタクト量
-
スキージの移動と共に、製版の片側を持ち上げていくオフコンタクト機構(版離れ機構、離着機構)が備わっている場合もある。この時の持ち上げ量をオフコンタクト量などと呼ぶ。
- ■ 印圧
-
スキージの押す圧力のこと。ダウンストップ方式とエアー方式があり、MITANIはダウンストップ方式。
- ■ スキージスピード
-
スキージの走行速度。ペーストの粘度と版離れの状況により調整する。
- ■ スルーホール印刷
-
スルーホールとは、基板に開けた貫通穴。この内壁に印刷にてインクを塗布する。
- ■ 多層印刷
-
印刷と焼成を繰り返し多くの層を形成する方法。
- ■ 多面印刷
-
複数の面に印刷する方法。
- ■ エッチング
-
エッチングとは、腐食剤によって不要部分を溶解侵食することで目的形状のものを得る工法。
- ■ グリーンシート
-
回路基板として用いるセラミック基板で、焼結前の柔軟性のある生状態のシート。
- ■ PCB
-
電子部品がはんだ付けされて、電子回路として動作するようになった状態のプリント回路板(PCB=printed circuit board)。
- ■ マイラー フィルム
-
マイラー™は米国デュポン社が1950年代に工業化に成功した世界初のPETフィルムのこと。
- ■ 紫外線(波長域)
-
紫外線は可視光(約380nm紫色~780nm赤色)より波長が短く、目に見えない。そのため、UV(紫外線)ランプの光は、「青白く見える可視光」と「紫外線」が混ざったものということになる。紫外線は、一般的にその波長の長さによる「UV-A」(400~315nm)、「UV-B」(315~280nm)、「UV-C」(280~200nm)と呼ぶ。さらに「i線」(365nm)、「h線」(405nm)、「g線」(436nm)と表現される。
- ■ 照度
-
1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされる明るさの度合いである。単位はlxまたはlux(ルクス)で表す。
- ■ L/S
-
LINE/SPACE のことで、パターンの線幅と隣り合う線の間隔のことを表す。
- ■ エマルジョン
-
分散質・分散媒が共に液体である分散系溶液のこと。乳濁液あるいは乳剤、エマルションともいう。
- ■ ロット間バラつき
-
同じ日や同じ時間に対応したLotごとのバラつき。各Lotごとに平均を取り、Lotごとで比較を行う。
- ■ 版間バラつき
-
版同士のバラつき。版内のデータを抽出し、1版対1版で比較する。